今回は、昨年から「右かかとの痛み」で仕事のあと痛くて歩けない状態を改善に導いた事例をご紹介します。
お客さま
女性 50代 保育士 大阪府
症状
1年前の夏頃から足のかかとに痛みを感じ、痛くて歩けないときもある激痛。
仕事で立ち座りを繰り返すことが多く、仕事終わりには足を引きづらないと歩けない状態。
整形外科でレントゲンを撮ると、かかとに骨棘(骨のトゲ)が見られ、踵骨棘と診断された。
対処としては、湿布とインソールを使い、安静にしていたが、痛みがどんどんひどくなっている。
他に方法はないかと、足の専門院をネットで調べて当院を見つけて来院。
施術内容と経過
「踵骨棘」は一般的には聞きなれない症状だが、歩くのが困難になるため、日常生活に支障をきたす。
どのように改善に導いたかを初回から順に見ていく。
初回
足型検査と歩き方から、足首がほとんど使えず、ペタペタ歩きになっている。
まず、踵骨腓骨のねじれをとると、痛みが2割ほど楽に。
根本は、下半身全体の血行不良が起こしているパターンなので、骨盤や頚椎の調整など全身を整えた。
2回目〜4回目(5日おき)
2回目来院時、じっとしているときの痛みは軽減していた。
初回から同じ施術を4回目まで繰り返した。
5回目〜8回目(7日おき)
5回目来院時には、仕事終わりの足をひきづらないほどの痛みは、半減し、気持ち的にも楽になっているとのこと。
足のバランスは安定していきているが、血液やリンパ液の循環が悪いので、そこを中心に施術を繰り返した。
8回目の施術で、痛みは感じなくなり、仕事やジムも楽しめている様子だったので終了。
今回の場合は、メンテナンスが必要だったので、その旨をお伝えして良い状態をキープして、仕事もプライベートも楽しめている。
同時に施術した症状
腰痛・肩こり・膝痛
施術方法
骨盤捻転・C1・踵骨腓骨調整・足関節のねじれ調整
院長コメント
今回は、かかとに骨棘という骨のトゲが出ている状態だったが、骨棘があるからといって、
「痛みが出る場合」と「痛みが出ない場合」がある。
では、この違いはなんでしょうか?
多くの患者を見てきた私の意見としては、骨は根本的な原因ではなく、骨周辺の組織や筋肉、関節などが硬くなることで、
痛みが出てくる。
よくある話として、「両足に骨棘が出ていても痛みは片方だけ」みたいなパターンはよくある話だ。
これから考えても、骨のトゲが出ているからといって、諦めないでほしい。
改善に導く方法は、必ずあるからだ。