今回は、約1年前から左足指の付け根の痛みで歩くのがつらい状態を改善に導いた事例をご紹介します。
お客さま
女性 50代 介護職 奈良
症状
約1年前から左足指の付け根に痛みや違和感を感じるようになった。
魚の目のように皮膚が硬くなっている感覚がある。
皮膚科や整形外科に行き、スポンジを指と指の間に入れるなどの治療をしたが、改善されず、少しずつひどくなってきている。
また、昨年に右腰のぎっくり腰になり、腰を痛めた。
病院以外の方法はないかと探していて、当院をネットで見つけ来院。
施術内容と経過
足型検査やカウンセリングから病院ではモートン病とは、診断されなかったみたいだが、モートン病に近い症状であった。
身体のチェックを行った結果から、
- わるい歩き方(大腰筋の収縮)
が根本原因だと考えた。
初回
足指に体重がかかりすぎている状態を「かかとの骨」と「大腰筋」を調整しバランスをとるようにした。
すぐに痛みが消えなくても、バランスが変われば痛みがなくなるパターン。
最後にテーピングをおこない良い状態が長持ちできるようにした。
2回目(初回から6日後)
初回の施術後にだるさが出たようだが、その日のうち元に戻ったようだ。
血行が改善されていく段階で、このような反応がたまに出てくるが問題なし。
テーピングをしたことで歩きやすくなったとのこと。
初回と同じ施術を繰り返し、身体のバランスを安定させていく。
3回目(2回目から6日後)
3回目で、腰椎のねじれを細かく調整。
腰や背中の張りをとり、さらに自然治癒力を高めていく。
足指付け根の部分は、抑えるとまだ分厚い感覚があるので、直接的な調整もおこない負担を減らした。
4回目〜5回目(7日おき)
4回目来院時には、痛みは半減しているとのこと。
3回目と同じ施術を行い、4回目、5回目と施術を繰り返した。
6回目(10日後)
6回目で再検査。
痛みはあと20%残っているぐらいで、歩くのがつらいのはなくなったよう。
たまに、石とかデコボコ道を歩いたときに痛みを感じる程度。
姿勢の確認をしても、前体重にならずにキレイな立ち方が出来ているので、終了。
このまま一人でケアするのは不安だということだったので、今は月に1回メンテナンスを行なっている。
同時に施術した症状
腰痛・肩こり
施術方法
骨盤捻転・C1・踵骨腓骨・アーチの調整・大腰筋
院長コメント
今回のモートン病による左足の人差し指付け根の痛みは、1年経ち慢性化していたが、ケアを一緒にがんばったことで、早く改善できた。
足の痛みは、歩行がおかしくなり腰や膝など他の部位に痛みを起こすきっかけにもなる。
根本原因は、大腰筋というお腹の中にあるインナーマッスルが収縮していることだった。
このようになると、正しい姿勢をしようと思ってもできない。
痛みがあるところだけにフォーカスしないことも大切だ。