30代女性:6か月前からの顎関節症で口が開かない状態が改善。喉の違和感やイライラも楽になった
来院経緯
2016年9月に来院。
昔から顎の音が鳴る症状があり、6か月以内に顎に違和感を感じることが数回あった。
特に1週間前から症状がひどくなり、顎の関節が痛くなり、口が開けにくい。
食べるときや、歯を磨くとき、あくびをする時にも顎に痛みが出る。
さらに、喉の違和感やイライラすることも多く、自律神経の乱れも気になる。
また、腰椎ヘルニアにも半年前になり、今は改善したが違和感を感じることもあるとのこと。歯医者でマウスピースを作ってもらいしていたが、痛みがなかなか改善しないと言うことで来院。
実際の問診票
▼原因に心当たりやきっかけはありますか?
噛み締めるくせ
▼症状はいつ頃から起こりましたか?
6か月以上前
▼現在の症状で日常的に何かお困りですか?
口が開けにくい、歯を磨くとき、あくびをするとき
▼その他の症状
首肩こり、腰痛、冷え性
施術経過と内容
全身と顎関節のチェックをすると顎がスライドして開いていることが原因と考えた。
胸鎖乳突筋、顎のスライドを元に戻すと痛みが半減。
踵骨、骨盤や頚椎、クラニアルを調整して顎への負担を軽減。特に、かかとの骨が傾いていたので、顎に大きな負担がかかっていた。
まっすぐ開くようにはなっているが、まだ完全ではないので、継続して施術しないとまた元に戻る。
5回は必要と伝えていたので、継続して施術を行うと痛みがほぼ出なくなり終了。
念のため1ヶ月後にチェックしたが、問題なく食事がラクにできたり、歯みがきもスムーズに行えており、痛みというストレスから開放され気持ちもラクになっている。
同時に施術した内容
脊柱
使用した手技
体幹肋骨の調整、頸椎クラニアル、骨盤調整
院長コメント
顎の歪みは、顎自体が原因で起こるのではなく、骨盤や足の歪みによって起こることが多い。
足の歪み、骨盤を調整したことによってアゴ自体にも根本的に痛みが起こりにくくなり、痛みが改善された。
また、顎の歪みは、自律神経とも深く関連しており自律神経失調症の症状の場合、必ずチェックする必要がある。
自律神経は、精神的、メンタル面だけの問題で起こるものではないということを知っておいてほしい。