今回は、6ヶ月前からの左肩前側の痛みを改善に導いた事例をご紹介します。
お客さま
女性 70代 主婦 奈良
症状
約6ヶ月前から左肩前側に痛みが出ている。
肩が90度くらいしか上がらない。
ウデを後ろにする動作もつらい。
湿布などをしても、なかなか痛みが引かない状態で、少しずつ酷くなっている感覚がある。
また、左膝の変形性膝関節症もあり、歩くのも辛いとのこと。
ご紹介で来院された。
施術内容と経過
足型検査と肩の関節などのチェックを行うと、
- 足の歪み(踵骨腓骨)
- 内臓疲労
この2点に原因があると考えた。
初回
まず、足の歪みを整え、正しい立ち方がしやすいことを体感してもらう。
肩の施術も行うが、根本を調整することが大切なので、まずは足の歪みと内臓関係の調整を中心に行った。
それに合わせて、膝への負荷を軽減するために、踵骨腓骨も細かくチェックした。
2回目(初回から5日後)
初回後、少しだるさが出たみたいだが、すぐにおさまったようだ。
2回目も足の歪みから根本を整える。
また、合わせて肩の筋肉や関節の調整を行うことで、肩が上まで上がるようになった。
この結果から3回目から5回目まで同じ施術を繰り返すことを決めた。
3回目〜5回目(5日おき)
同じ施術を繰り返す中で、きれいに立つことができてきている。
鏡で横姿をチェックしても、初回のときみたいに前かがみのわるい姿勢にはならなくなった。
順調に良くなっている。
6回目(5回目から7日後)
6回目で再検査。
肩や腕は、上まで上がるようになり日常も楽になったようだ。
まだ、後ろにする動作できつく感じることもあるようだが、日常にはほぼ問題ないようだったので終了。
今は、メンテナンスが必要だと考えたので、一緒にケアして、良い状態をキープできるようにしている。
同時に施術した症状
変形性膝関節症
施術方法
骨盤捻転・頚椎調整・烏口突起・踵骨腓骨調整
院長コメント
今回の肩痛のケースは、変形性膝関節症もあり、身体のバランスを整え、正しい歩き方ができることが重要だと考えていた。
肩をどれだけ調整しても、元に戻りやすい場合は、足や歩き方など、他の部位のチェックは欠かせない。
今回の事例では、肩だけにフォーカスし過ぎなかったことが良い結果に結びついた。
だが、肩だけの調整で楽になることもあるので、状態によって柔軟に対応することが大切だとも感じた。