今回は、1か月前からの顎関節症の痛みが改善。自律神経系の不調も楽になり、日常生活が充実してきた事例のご紹介。
お客さま
男性 50代
来院
2016年6月
症状
1か月前から顎関節症(あごの痛み)で食事やはみがきができない、また、6か月前から右肩の痛み(四十肩・五十肩)で右ウデが横からも、前からも上がらない状態。
さらに、10年以上前から、めまいや不眠の薬を飲んで寝るという生活が続いている。
肩に関しては、整形外科で湿布と理学療法をおこなったが、ほとんど変わらず、顎の痛みや他の不調も解消したいということで、ホームページを見て来院。
施術経過と内容
不眠やめまいなど自律神経の乱れから来ていると思われるものもあったので、顎や頚椎、骨盤など全身のゆがみをチェックしたところ、頚椎1番、頭蓋骨、仙骨に歪みが見られた。また、首~肩にかけて斜角筋や胸鎖乳突筋、三角筋などの過剰なこりがあったので、
骨格、筋肉の両面から調整。
肩の痛みは半減した。肩の可動域の制限はまだ残っているので施術を重ねる必要がある。
顎関節の痛みは、1回の施術で完全に痛みがなくなった。
2回目~は、肩の痛みを中心に行い、8回の施術で完全に腕の痛みはなくなった。
長期間、不眠、めまいなど自律神経系の不調があったので、1か月に1回メンテナンスをしている。
同時に施術した内容
肝臓、腎臓、肺(呼吸器系)
使用した手技
体幹肋骨の調整、C1、骨盤調整、烏口突起、筋肉調整
考察
自律神経失調症やパニック障害の不調でお困りひとに多いのが、顎関節症によるあごの痛み不調である。
顎関節は、頚椎や頭蓋骨とも関連していることで、顎関節にゆがみが生じていると、頚椎や頭蓋にも歪みが起こり、自律神経のバランスを崩しやすい状態になる。
また、無意識のうちに肩や背中を緊張させるくせがあるのも特徴で、顎関節症の方のほとんどには「肩こり」が見られる。
それだけ自律神経と顎とは関係しているのである。